ささやかなる反撃

この間映画館で映画を観た。その時にあった話。

今は皆大好きソーシャルディスタンスのために席を一個空けて座るんだけど、その一個空けて隣の人がものすごくノーマナーだった。
 
まず、ほぼ空のドリンクをズゾゾゾと吸う。うるさい。ドリンクの蓋を取って氷をバリボリ食う。うるさい。スマホで時間をチラチラ確認する。目障りだ。○ね。
といった具合。
 
終始足組んでかっこつけたような感じで。
彼女の家のリビングで映画観てるんじゃねえんだぞくそ とか、随分広いリビングですねぇ!とかエンドロール中イライラしてそんなこと考えてた。
 
でもってエンドロール終わって退場となったときにささやかなる反撃をしてやったぜざまあ!ぐけけけ というのがこの話の主題。
 
まず場内の配置を説明すると、席はよくあるように左右と中央の3列で、自分は中央の列に座っていた。出入り口は小さいシアターだったので右側に一つのみ。僕はそいつの右側に座っていた。
だからその人は出口のある右側に寄りたくて、僕の前を通ろうとしていた。
だけど僕は一切動いてやんなかった!通りたそうにしてるの気づかないふりして、自分でも空になってるってハッキリ知ってるくせにジュース飲んで空か確認してるフリをしたり、歩きながら直せるくせにマスクの位置調整してみたり、カバンの中整理するフリしてみたり、スマホの電源つくまで待ってみたり! 
もちろんワザとやってるっていう悪意を相手に気取られないようにね。だって喧嘩売ってると思われたらフルボッコだどん!されるから。
 
で、その人はもうウッロウロしてて、さっきのカッコよさはどこいったんですか?!ってレベル。そりゃ滑稽でしたよもう。
 
最終的には僕の前を無理くり通っていったんですけどね。僕は彼が通って行った後すぐ席を立ちましたとさってな話。
 
でも不思議なのが僕らは中央の列に座っていたんだから僕のいる右側の席じゃなくて左から出ればいいのにってこと。これは推測だけども彼の左側の人も僕と同じようなことしてたのかなって。でもって僕はそこらの人より細いんで、前を無理くり通るなら僕の方かと。
 
締めると映画館はリビングじゃないぞプンプンってことで。